動物の病気は、種類・性別・年齢(プロフィールやシグナルメントと呼びます)と、その症状をもとにした検査結果(身体検査・臨床検査・病理検査・画像検査等)とを合わせて診断・評価されます。
この犬種別病気マニュアルは、病気を早く発見し、できればその病気を避けるための予言書です。犬生(イヌの人生)において、過去の病気記録や遺伝子の持つ特性を考え、起こり易い病気を推定したものです。
もしあなたの愛犬が不幸にも病気になった場合、伝染病(ジステンパーに代表される伝染性疾患は全犬種に罹る)・単純な消化器障害(過食・異物等のための消化不良等)・交通事故・ケンカ等の外傷を除くと、このリストに記載された病気が80-90%以上認められるでしょう。
現代獣医学の粋を集めて作られたこのリストを、全国の愛犬家及び臨床獣医師に捧げます。多いに御活用ください。
制作者:獣医師 小宮山典寛(日本ベェツ・グループ代表) |