■食餌について |
種 |
好む食餌 |
アナホリガメ |
草、アルファルファ、クローバー、ダイコンドラ属の各種草木、クワの実、ブドウの葉、ハイビスカスの花 |
ワニガメ |
魚、昆虫、蠕虫、ナメクジ、カタツムリ |
アメリカハコガメ |
野菜、フルーツ(イチゴ、キイチゴ、コケモモ、メロン)、花、昆虫、蠕虫、ナメクジ、カタツムリ、魚 |
チズガメ、ドロガメ、
ニシキガメ、カミツキガメ |
魚、昆虫、蠕虫、ナメクジ、カタツムリ、水草 |
一般的に子ガメは親ガメよりも肉食性である。
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■住まいについて |
住まいについては、全てのテラピン種は、暖められていて乾燥している"はい上がる"領域のある水生が優勢の環境"が必要である。囲いは種に依存する。
ガラス/プレクシグラスの水槽、亜鉛メッキされた家畜の檻あるいはワイヤーケージ、あるいは囲いを塀で覆った室外でもよい。全ての住まいは、衛生に保つべきで、掃除しやすくすべきである。
アメリカハコガメは、およそ5cmの深さの水の中に部分的に体を浸して、日毎かなりの時間を過ごすのが好きである。従って囲いの中の水の領域は大きくなくてはいけない。
住居環境は、水生カメ/陸生カメが容易に水に入ったり出たりできるように、設計すべきである。濾過装置が水をきれいに保つために必要となる。頻繁に全ての水を換えることが望ましい。冬の間屋内にいる水生カメのために補給する水は適温範囲内にした温水を提供すべきである。そのためコントロールするサーモスタットを付けるべきである。
ヒート・ストリップあるいはパッドのような放射熱源をケージの下や片側に置いて一般的な住居環境を暖めることができる。
また、隠れる場所、ひなたぼっこする場所、および餌を食べる場所が確保できるような住居環境を設計すべきである。天井から吊した放射熱源あるいは紫外線ス ペクトルを発する太陽灯でひなたぼっこする場所を暖めることができる。ひなたぼっこのための熱源は、やけどを防ぐため上の方に隠すべきである。
給餌用の着脱式の小さなタンクが望ましい。タンクはきれいにすすいでから定位置に戻すべきである。
フルスペクトル照明が必要である。正常な光周期で日光を当てるのが最もよい。アメリカハコガメもまた、落ち葉に隠れるのが好きなので、檻の角にそれを置いておく。
条件にあった基材:新聞紙、アルファルファペレット、大きな砂利
不適当な基材:砂、トウモロコシの穂軸の粉、クルミの殻、人造の草、木の削り屑、水槽の砂、豆粒大の砂利(接触して詰まる原因となるあらゆるもの)、スギの削り屑は中毒の原因となるかもしれない。
もしそれが容易にきれいにできるものならば水槽の植物を(プラスチック製)住居に装飾してもよい。
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■環境必要条件 |
種 |
温度(℃) |
相関湿度(%) |
生息地 |
Spur-thighed tortoise |
19.4〜26.9 |
10〜50 |
陸生 |
ハコガメ |
23.9〜28.1 |
60〜80 |
半水生 |
Red-eared slider turtle |
19.3〜22 |
− |
水生 |
※環境昼間勾配 夜=5℃まで下の温度を下げる "hot spot"=5℃まで上の温度を上げる。
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■3種類のカメの孵化パラメーター |
種 |
孵化期間(日) |
温度(℃) |
相対湿度(%) |
Spur-thighes tortoise |
60 |
28〜32 |
60〜90 |
アメリカハコガメ |
50〜90 |
25〜30 |
60〜90 |
Red-eared slider turtle |
59〜93 |
25〜30 |
60〜90 |
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■雌雄の判別法 |
雌雄判別法は、雄の尾は雌よりも長くて幅が広い ことが多く、腹甲の後部辺縁で比較したときに、雄のクロアカはより尾側にある。
雄の陸生ガメ、アメリカハコガメ、およびその他の陸生の種は、腹甲の尾側半 分に陥没部がある。
いくつかの種では、雄は前足の鉤爪が雌よりも長い(例:Red-eared terrapiaや何頭かのウミガメ)。
成熟した雄のアメリカハコガメの虹彩は赤いが、雌は普通茶色である。
雄は雌よりも小さくて軽いが(例:チズガ メ)、いくつかの種では逆である(例:アナホリガメ)。
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■一般的に見られる臨床的疾患状態 |
外傷 |
甲羅の損傷、骨折、創傷、やけど |
SCUD |
甲羅の細菌性/真菌性感染
(甲羅が柔らかく、臭いがして、つぶれたり退色したりする) |
呼吸器疾患 |
鼻から泡、カメが非対称性に浮く、肺炎 |
腫瘍 |
|
へミペニスの脱出 |
細菌性あるいは寄生虫性の胃腸炎による真の直腸脱と鑑別する |
栄養不足からくる
細菌性二次感染 |
沈鬱、食欲不振、腫脹した眼、隔離した皮膚 |
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