■■ 「AED」Q&A |
■何をするためのものですか? |
AEDは、「突然心臓が止まって倒れてしまった人」の心臓のリズムを、心臓に電気ショックを与えることにより再び正しいリズムに戻し、蘇生するための治療機器です。
「突然心臓が止まって」しまう心停止の原因として、心臓の筋肉がけいれんを起こし、心臓から血液が全身に送り出せなくなる危険な不整脈、心室細動や心室頻拍があります。この心室細動に対して電気ショックを与える(除細動する、といいます)機械がAEDです。
心室細動は急性心筋梗塞やボールが強く胸に当たって発症する心臓振盪などのときにみられる、非常に危険な不整脈であり、唯一AEDによって治療が可能です。
心停止の原因は心室細動以外にもありますが、この場合にはAEDは有効ではありません。また心室細動か否かの判断はAEDが「自動」的に行います。 |
■心停止になった人すべてに対してAEDは有効ですか? |
心停止により突然倒れた人すべてに対して、必ずしも有効ではありません
。
AEDが有効に働くのは心室細動による心停止に対してのみです。
しかし、倒れている人が心室細動かどうかはAEDを装着してみないと分かりません。もしAEDが作動しない時にはAEDの指示に従って人工呼吸、心臓マッサージの心肺蘇生を続けて下さい。 |
■空港、駅や町の建物など町なかにAEDが設置されているのはなぜですか? |
医師や救急救命士の到着を待ってから治療を始めるのでは、倒れた方の多くを救命できないからです。 |
■誰でもAEDを使えるのですか? |
平成16年7月から一般市民もAEDを使うことができるようになりました。 しかし、正しくAEDを使用するためにはその使い方を知っておく必要があり、「AED講習会」を受けて頂くことがよいと思います。 日本赤十字社や消防署ではAED使用方法を含めた心肺蘇生法の講習を行っております。最寄りの日赤や消防署にお問い合わせ下さい。 |
■どのような場所にAEDは設置してあるのですか? |
空港や駅、ホールなど不特定多数の人たちが出入りする場所に設置してあります。 今後ますますAEDの設置場所が増えてくると考えられますが、詳しくはこのホームページの設置場所一覧を参考にして下さい。 |
■AED設置場所を示す目印(ロゴマーク)はどのようなものですか? |
AEDの目印に統一されたものはありませんが、AED製造会社や設置団体は下図の様なわかりやすく工夫した目印を用いています。 また地方自治体ごとにAEDを設置している施設であることを示すステッカーを目につく所に掲示しているところもあります。
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「AEDあります」協力事業所用ステッカー
(見本:縮小版)
サイズ: 200mm×200mm
材 質:反射シート(白色部分)
※事業所入口の目立つ場所に掲示
【問合せ】武蔵野市防災安全部安全対策課
電話:0422−60−1916 |
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資料:「J-PULSE」HPより抜粋/http://www18.ocn.ne.jp/~aed/index.html |
通事故による死者数6,871人(平成17年警察庁調べ)、火災による死者数1,993人(平成16年消防庁調べ)と比較して、心臓発作により突然倒れてなくなる人は非常に多いといえます。交通事故による死亡を防ぐためのシートベルトやエアバッグ、早く消火するための消火器と同じように、心臓発作を起こして突然倒れた人を救うためのAEDの普及がすすんでいます。