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all words by Dr.NORIHIRO KOMIYAMA

開かれた獣医療をめざして

いろいろな診断法や治療法がある中で飼い主に選んでもらう場合、どんな診断法や治療法があるかを飼い主は知っておかなければなりません。

例えば外科療法と内科療法がある場合、その各々の利点と欠点を知って選んでもらう必要があります。一般的に言えば、外科療法では手術に耐える体力や麻酔による危険性等があり、内科療法では薬で一時的に病状を押さえる一方で再発の可能性があること等いろいろです。それらを知った上で選んでもらうことがあります。

また獣医療のいろいろな知識を知っておくと便利なことがあります。例えば猫や犬が異物を飲んだ場合、すぐに外科療法を考えあせってしまいがちですが、内視鏡(胃カメラ)を使用することで異物の約75%は開腹手術なしに取り出すことを知っていれば安心できます。

私達の病院では、各々の検査を行った場合、その結果の数値について基準値・意義・解釈の解説も添えて報告され(※検査結果報告書)、積極的な獣医療データの公開を行っています。また、目に見えない難解な獣医学を画像(通常は記録写真)によって、例えば内視鏡による胃の中のカラー写真・超音波心臓断層撮影(心エコー)によるカラードプラー血流映像の写真等を添えて、より解り易くする報告することをめざしています。そしてその解釈についてはできるだけ判り易い言葉で解説いたします。これらの報告書は後の記録となり、引っ越し等移動の際には、健康診断や病気経過の記録帳としても使用できます。